2009年06月22日

「ディスコ!ディスコ!ディスコ!」に込められたメッセージ(その9)

Perfect(1).jpg

その9です。(これまでのはこちら→。その1その2その3その4その5その6その7その8

代々木ディスコMIXの後のMC。ROCKIN'ON JAPAN 7月号ではなぜこのMCをしたかについてあ〜ちゃんが語っています。また、そこでは、

あ「全くその話をするつもりなかったんですよ(笑)。でも、お客さんが
泣いてたから、言いたくなって言ったんだよね」


とも語っています。話をするかどうかと演出の意図は何かというのは別の問題なので、逆に演出の意図がそうだったから言いたくなったのかもしれません。いずれにしろ、のっちが

の「でもあのMCの後の「Dream Fighter」が、今までにないくらい歌
詞がすっと入ってきて、あの時はお客さんの気持ちになってましたね」


と語っているように、また、その6で指摘したように、結果的にあのMCは演出を補完することになりました。

「Perfumeという団体とは何か」という疑問に答えを提示し、それが間違いでないことを確認したら、あとはその答えに向かって進むのみです。

「これからも頑張るけん、みんな見捨てんでね」

この言葉については、最近いろいろ憶測を呼んでいますが、私は深読みは必要ないと思っています。なぜなら、この言葉が次の2曲にぴったりとマッチするからです。

これからも頑張るけん → 「Dream Fighter」
みんな見捨てんでね  → 「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」

「Dream Fighter」は特に説明ないでしょう。のっちがすっと入ってきたというように、また私も現地で「この流れでこの曲を持ってきたかぁ。」と思ったくらい自然にはまっていました。

そして次の「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」。この曲こそ、この「ディスコ!ディスコ!ディスコ!」というライブに込められたメッセージのクライマックスではないかと思うのです。

以前、なぜかPSPSというエントリで、最近ライブ等で「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」がセットリストに入ることが多いと指摘しました。その時は、Perfumeのレパートリーの中でもキャッチーなメロディを持つこの曲で新規ファンの獲得を狙っているのかと思ってました。しかし、黒Perfumeへの疑問から始まって、このライブで何をいいたかったのだろうと考えていくうちに私は確信しました。

現在、3人はこの「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」をファンへのメッセージとして歌っているのです。つまり、

あなたたちファンのみんなこそが私達にとっての『パーフェクトスター』である

と。

「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」の歌詞は、代々木の時点でのPerfume3人には、次のように聞こえていたかもしれません。

♪キミの言葉が まだ離れないの
 →武道館の歓声(イヤモニをはずして聞いたWonder2)がまだ離れないの
♪あの日あの場所で 凍りついた時間が
 →長年の夢をかなえて、目標がわからなくなってしまった
♪逢えないままどれくらい たったのかなきっと
 →武道館以来6ヶ月もライブがない
♪手をのばしても もう届かない
 →テレビやラジオにでても、ファンの姿を見ることはない

ちょっとこじつけかもしれません。ただ、今回のライブにおいて、「距離」というのが一つのキーワードだったような気がします。例えば、MCでは3人が観客席を双眼鏡で見るという場面がありました。これは観客との「距離」を縮めたい3人の想いでしょう。とはいえいまや全国ツアーで10万人以上を動員するまでになった彼女達が、どんなにファンとの距離を縮めたい(というか広げたくないが正しいかも)と思っても、現実的には無理です。

そんな彼女達が、手の届かないところに行ってしまった"キミ"への変わらぬ愛を歌った「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」に自分達の想いを投影するというのはむしろ自然かもしれません。そしてそれを裏付けるように、WOWOWで放送された2日目のこの曲では、3人で合計5回も曲中に「ありがとう」と言っているのです(いうまでもなく、そのような曲はこの曲のみです)。特に曲の終盤、センターステージとサイドステージに散らばった3人が、順番に「ありがとう」をいいます。のっちが力強く、あ〜ちゃんが感無量に、そしてかしゆかが優しく。

エントリ冒頭に載せた画像はその時のあ〜ちゃんです。この画像ではわかりませんが、彼女はうなずくように会場を見渡します。自分達のメッセージが観客に伝わったことを確信したように。

(おわり)
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このシリーズ、最初はもうちょっと書こうと思ってたんですが、一番書きたかったことを書いてしまったので、今回で終りにします。

その1を書いたのが5月20日、ちょうど1ヶ月前ですが、その時にはまさかこんな状況になるとは想像できませんでした。ただ、今回残りのエントリを書いてて思ったのは、自分が何を信じるのかを一度冷静に見つめなおすのがいいのではないかということです。

ラベル:Perfume
posted by nanno at 01:46| Comment(0) | TrackBack(0) | Perfume | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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