今日は11月14日、Perfumeの東京ドームライブからもう10日以上もたってしまっているんですね。Perfumeのライブとデザフェスという、普段その後1週間くらいは生活ペースが乱れるイベントが2つ続けてあったうえに、「ねぇ」の発売もあったもんだから、今週はヘロヘロでした。
というわけで、東京ドームのことを。といっても、すでに個人のブログやらメディアやらいろんなところにレポートが出ているので、内容についてはあまり書きません。いろんな解釈的なことも後述の理由もあって23日のWOWOWの放送を見てからじっくりしたいと思ってます。主に、自分の席の周りの様子を。
P.T.A.の先行予約で当たった私の席は、アリーナD-2ブロック。通常のバックスクリーンの前にステージを置くレイアウトの場合、D−2ブロックって下手後方でアリーナの中では一番悪い部類の席なんですが、どうも各ブロック30くらいまであって通常のレイアウトではないらしい。チケット発送直後に流れた「予想」座席表だと結構いい席っぽいんだけど、前方のお客さんの背の高さを含め着席してみるまではいいのか悪いのかさっぱり。ということで入場まで何も期待してませんでしたが、実際席に着いてみると、思わずおぉと声を上げてしまい周りの人に見られてしまいました。
ステージは「予想」座席図のようにグランドの真ん中に円形ステージがあり、そこから十字に花道が延びてました。花道によって4つに分けられたアリーナ席はバックスクリーン側からABCDブロック。皆さんすでに答えを知っている通り、メインステージは中央の円形ステージであり、そこから10列目くらいの通路脇の席でした。全方位を意識したパフォーマンスだったとはいえ、前方はホームベースの方向。つまり、しいて言えばC,Dブロックが最前ブロックでした。しかも横を見るとこっちも10人くらい向こうが中央の花道。正規に取ったチケットではPerfumeのライブでは今まで一番ステージに近い席でした。
開演予定の17時を過ぎるとPerfumeのライブでは恒例になった開演を催促する手拍子。最近はお約束感がかなりあるとはいえ、日本で開演前に手拍子が起こるライブはそうそうないと思います。ところがところが、私の席の周りはなんか周りが手拍子してるからなんとなくつられてといった感じ。むむっ、ここ最前ブロックなのに大丈夫かよと一抹の不安。
そして、客電が落ちライブの開始。オープニングの「GISHIKI」は3本の花道のステージの先にある小ステージから3人がセンターステージに歩いてくるわけですが、最初、3人がどこにいるかわからずきょろきょろする羽目に。
ちょうどきょろきょろしてる時に「One」とカウントが聞こえてきて、一瞬耳を疑う。そして、息をのんで次に来るべき言葉を待つ。
「Two」 うそっ、
まさか予想が当たるとは。いや、正確に言うと当たったのはカウントアップというところだけでまさかこんな登場の仕方をするとは全く想像できていませんでした。
そして、センターステージのテント状の中に3人が吸い込まれ、テントにシルエットが浮かび上がる。「ランランラン…」。そうか、そう来るのか!カウントアップ、白いウェディングドレス、マネキン、シークレットシークレット。一瞬にして、言葉にはならないながらも、イメージがクリアに私の中に広がる。わかってしまえばなぜこれが予想できなかったと思うくらいのぴったりの1曲目。
と、普段ならここからもう興奮のるつぼに入るんですが、イントロがはじまると、周りが曲に合わせて手拍子を始めたのです。いや、別に手拍子する人がいても全然構わないのですよ。ただ周りが、一部のフリコピをしている人を除いて、ほとんど手拍子してて、さすがにこれはPerfumeのライブの最前ブロックののりじゃないだろうと。
こういう場合よく「周りが手拍子ばっかりだったからいまいちのれなかった」とか後でぶつくさいう人がいますが、自分が楽しめなかったのを周りがおとなしかったせいにしてはいけません。むしろ、周りに「のりのりの人がいたのでつられてのりのりになって楽しかった」と言わせましょう。
ということで、自分より前にいる人はどうしようもないんですが、「俺の後ろにいるやつはみんな俺について来い」的な心意気で臨む事に。おかげで3日くらい足が痛かった。
そんなこんなで、4曲目の「ワンルームディスコ」の時です。
当日私はもちろん、
この日のために作ったロンTを着ておりました。作った時に書いたように、このロンT、右手を上げると「I Love Perfume」がアピールできるという仕掛けです。
「ワンルームディスコ」のイントロでは、3人が花道の途中に立ってポーズをとっていました。私のすぐ左側にある中央の花道にはあ〜ちゃん。そして、「ワンルームディスコ」のイントロのポーズ、右手を上げて左を向くというあのポーズですが、そのポーズをとるあ〜ちゃんの視線の延長線上に自分がいることに気づきました。何しろ距離が距離。こっちから表情まで見えてる距離ですから、向こうからもこっちが見えてるのは間違いありません。
とっさに私は右腕の外側をあ〜ちゃんの方に向けました。みんなジョントラボルタのように空を指差してる中、私だけがガッツポーズ(腕の外側、手の甲側を前の人に見せようとするとそうなる)をしてて恥ずかしかったですが、これは最初で最後かもしれない千載一遇のチャンス。あ〜ちゃんの視線が一瞬私の右腕に
来たような気が、いや、来ました。
今になって冷静に考えると、仮に見たとしても、何が書いてあるかわかったかどうかはかなり疑問です。ただ、ロンTの右腕に何か書いてあってそれを見せようとしていたおっさんがいたというくらいはわかったのではないかとおもいます。まあ、次のグッズにロンTがあったら、ちゃんと見えてたってことかな。
あと、どこだったか忘れましたが(MCで中央の花道来た時?)かしゆかもロンTの右腕見たような気がします。一方のっちは見てない。まあ、いつものことです(笑)。
さてこんな感じの席だったんですが、これ言うと特にドームが初めてのPerfumeライブだった人は怒るかもしれませんが、あまりいい席ではなかったなというのが、率直な感想。とにかくステージが近すぎて、全体の演出が見えない。例えば、Perfumeの掟であ〜ちゃんがレーザーでマネキンを打ったなんて終わってから人のレポート読んで知りました。何しろ私のところから見るとあ〜ちゃんとマネキンは別方向にあるからです。あと、翌日のワイドショーの映像を見て初めて、ステージってこうなってたんだとびっくりしたくらい。確かにメンバーを間近で見れましたが、それってドーム以外でもチャンスはあるわけで、ドームでしか見れないドームの演出をちゃんと見たかったなとその点は結構残念です。もちろん、全体としては夢のように楽しみましたが。
あと、いくつかメモ的に。
・「Perfume」の時はD-2ブロックは完全に蚊帳の外だった。まあ、これは出来るだけ多くのファンとの距離を縮めたいという3人の意志の結果なのは理解しているので文句はないですが、公演後のオフ会やネットでのこの「Perfume」の時の話題に参加できなかったのが残念です。
・銀テープ。武道館の時は両日ともスタンド席だったので、念願の銀テープだったのですが印刷されているのがロゴだけだったので、若干残念。誰かが、スタンドから見てるとアリーナの人が銀テープで盛り上がってなかったみたいに言ってましたが、多分みんなこういう感じだったんじゃないかと。
後からかなりこじつけで考えると、上から落ちてくる銀テープをつかもうと手を伸ばす観客の姿は、「ポリリズム」でチャンスをつかもうとしている当時のPerfumeの姿にオーバーラップするのかな。
・タムの着ぐるみを着たヤスタカコスの人がD-1ブロックの前の方にいたが、いじられず。
・規制退場は最後だった。そんだけ前だったてことですね。