ケータイ刑事シリーズで、零シリーズが他のシリーズと違うのが、姉妹の存在を積極的に出しているところ。愛シリーズは一作目なので別にして、舞も泪も物語の背景として姉妹がいましたが、背景以上の触れ方はほとんどありませんでした。それに対して零では、まずオープニングからして、4姉妹の一員ということを前面に出してます。さらに、このエピソードでは、ストーリー内にも出て来てます。
怪人八面相はもちろん泪シリーズに出てきた怪人十面相。これまでのケータイ刑事だとボケ役は過去から学ばないトコトンバカなんだけど、今回は高村を含め出てくる探偵たちは泪シリーズでの李の三宝の事件の教訓を生かそうとしているところが今までのテイストと違うところ。これは要は泪の存在感を出すためなんですね。
ところで、露の三宝のひとつ梅干を盗む予告時間に電気が消えて、次に電気がつくと、怪人八面相の
メッセージが書いた紙が這ってあるシーン。電気が消えた瞬間は零が壷の前にいるから、紙が張れたのは零が壷の前を離れた後であるべきなのに、零が壷の前を離れたときには既に紙がはってあるのが映ってますね。いくらB級コメディとはいえ、これくらい気を使って欲しいぞ。