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これはいい!見る前までは、泪のコスプレだけが見所みたいな話なのかと思ってたら、脚本もちゃんとしてるし、演出も面白い。最後には泪もわからなかったどんでん返しの真相があるし。まあ、ウラリリトマス試験紙には苦笑だけど。
特に面白いとおもったのは楽屋での事情聴取のシーン。泪と高村と星丸の3人が楽屋の鏡に写った姿を映している所がありますが、なんでこういう撮り方をしたんだろうと考えてみたら、こういう撮り方をすると3人、つまり取調べを受けてる星丸、追求している泪、それを横で聞いている高村の表情を同時に正面から映せるんですね。泪は星丸が犯人だと確信しているから、厳しい表情で星丸を見据えているけど、高村は星丸は犯人じゃないと思っててしかもファンだから星丸の話を楽しんで聞いている。この表情の違いがはっきり分かるように演出されています。
これは、泪と高村が舞台の袖で星丸の落語を聞いてるシーンもそうで、星丸を睨み付けている泪の横で、高村は落語のネタで笑ってる。それがカメラがだんだん泪にズームしていくと、星丸の声も小さくなってBGMに埋もれてしまう。こうやって泪が星丸のアリバイのトリックを見破ろうと集中していることを表現してます。
前から、ケータイ刑事って作品によっては下手な2時間サスペンスドラマより出来がいいと思ってたけど、この作品くらいちゃんと作っていると、老若男女問わず楽しめると思います。
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