最初ハーフパイプの2人、特に平野を見てると、若いのにというよりも若いからこその怖いもの知らずつまりこれこそ若さの力だなと年寄りくさいことを考えてたのですが、高梨選手がメダルを逃したのを見てそうでもないなと思いました。かわりに思ったのが、タイトルにもある「追う者と追われる者」の違いじゃないかと。
ハープパイプはオリンピック3連覇を狙うアメリカのショーンホワイトという別格の選手がいて、平野、平岡はそれを追ういわばチャレンジャー、追う者だったのです。逆に高梨は、ワールドカップで13戦10勝でおそらく日本だけでなく世界中で一番金メダルの可能性が高いと思われてた、こちらは別格の選手、追われる者の方でした。
追う者はプレッシャーを前(上?)にいる相手に追いつき追い越せという前向きな意識にうまく変えることができそうです。一方、追われる者は追いつき追い越されないかと焦りと背中合わせになりそうです。この差は、特に人生経験やトレーニングの蓄積の少ないティーンエイジャーではかなり大きいのではないでしょうか?
もちろん競技も違うし状況も違うので単純な話ではないと思いますが、そういう側面もあったんじゃないかなと思います。