2014年01月18日

「MY COLOR」の"手のひら"ってPalmへのオマージュ?

一昨日書いたPerfume のライブパフォーマンスに世界のファンが大混乱!って記事、PTAのコーナーの外内外外のところだけを切り出した動画が話題って話ですが、よく考えたら元の「MY COLOR」がどういう曲か知らない人も見に来るかもしれないと思って、先ほど追加しました。skymodsさんが英語の字幕を付けてアップしたやつがYouTubeにあったので、それを追加しました。

それで、その字幕を見ながらふと思った事を。

この「MY COLOR」のサビの歌詞
手のひらが世界中 繋ぐウィンドウ
指先でつかむのはどの未来?
空を飛び交う 光になって
こんなワクワクも届くのかな
人から人へ繋ぐコミュニティ
ちょっとだけスマートにいきたいの
愛のメロディー つめこんだまま
今日も会いに行くよ
を見るとスマートフォンで人々がつながっていくことをテーマにした曲というのがわかります。ただ"スマートフォン"という言葉は使われていません。「世界中つなぐウィンドウ」とか「指先でつかむ」とか「ちょっとだけスマートに」といったところから、「手のひら」がスマートフォンだなと想像できます。ここの"手のひら"と表現したのが多義的が特徴のPerfumeの曲らしいところで、ライブではせーので手を挙げるというパフォーマンスによって、違うイメージを持たせることにもなっています。

さて、ここの「手のひらが世界中 繋ぐウィンドウ」の部分をskymodsさんは「Our palms are like windows reaching to the world」と訳しています。「手のひら」は英語で「palm」ですので直訳でそうなりますが、"Palm"というと90年代後半から2000年代前半に一世を風靡したPDAの名前でもあります。スマートフォンはかなり乱暴にいうとPDAに電話をつけたようなもの。つまりPalmは今のスマートフォンのご先祖様にあたります。

つまり、日本語では"手のひら"というとかなり比喩的な表現ですが、英語にすると"Palm"という商品名に使われた単語になって、具体的なイメージになる。私はネイティブでないのではっきりわかりませんが、おそらく、特に米国の人が聴くと、さすがにデバイスとしてのPalmのことを歌ってるとは思わないでしょうが、そこにかけてると思う人は多いのではないでしょうか。

というところから遡って考えると、中田ヤスタカはPalmへのオマージュとして"手のひら"という表現にしたとも考えることが可能です。

さすがにちょっとこじつけすぎというか、考えすぎだという気はしますが、もしそうだったら面白いなと思いました。



posted by nanno at 03:04| Comment(0) | TrackBack(0) | Perfume | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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