凱旋といえば、去年のフラワーフェスティバル。その時のことで、書いておかなきゃと思って
放置してたことをこの機会に。
フラワーフェスティバルでのPerfumeのステージの翌日、私は広電にのって宮島に向かってました。途中から地元の20代の女の子3人組が乗ってきて私の座ってる席の前に立っておしゃべりをしてました。私は聞くともなく聞いてたんですが、そのうち一人が”今日はフラワーでPerfumeやるからすいてるかと思ったら、昨日だった”といって、少しPerfumeの話題になりました。
「Perfume?微妙」
「それあんた昔XXX(おそらく昔Perfumeがイベントやったお店かなにかの名前)とかでみてるからじゃない?」
「この前、武道館やってたし」
1年近く前なのでうろ覚えですが、こんな程度で話はあっさりほかの話題に。
ただ、これを聞いてなぜ東京ドームを満員にした彼女たちが設置された客席エリアは1000人程度のフラワーフェスティバルのステージにこだわったのかやっとわかったような気がしました。
現在、地元以外の後からのファンが聞く上京する前の広島でのPerfumeの話は、本人たち、関係者、当時のファンによるものがほとんどです。そこではいいようには語られないにしてもやはり”こちら側”の人の視点による話になってしまいます。ところが、当時の”こちら側”でない人から見ると、Perfumeとはイケてないローカルアイドルに過ぎなかったのです。そして、特にPerfumeに、音楽に興味ない地元の人たちの意識は10年前とあまり変わってないのかもしれません。本人たちもそれはそれとなく感じていたでしょう。だからこそ、フラワーフェスティバルのステージを人があふれんばかりに満杯にしたかったのです。そして、今日の広島グリーンアリーナも。
また、当時自分の中にあった、地元のお祭りなのによそ者が詰め掛けていいのかという迷いも解消されました。私たちはPerfumeの成功の証として、そこにいてよかったのです。
ラベル:Perfume