2006年05月13日

ケータイ刑事銭形雷第20話「ネタも仕掛けもありません〜売れないマジシャン殺人事件」

公式ページあらすじ

久しぶりに面白かったので、書きます。

今回の話は、泪2nd19話+刑事コロンボという感じのトリック。実は被害者が犯人を殺そうとアリバイ作りの仕掛けをしていたというところは、泪2nd19話と同じネタ。またマジシャンが脱出術の最中に殺人を犯すというのは、刑事コロンボの「魔術師の幻想」という話と同じネタです。この刑事コロンボに出てくる脱出術では、箱の底に脱出用の穴があいていて、そのタネも一緒なので、おそらくコロンボのこの話を参考にしたのだと思われます。余談ですが、銭形愛の9話でもマジシャンが出てくる話がありますが、そこで愛が五代にやって見せるカードを使ったマジックは、コロンボがこの「魔術師の幻想」という話で犯人の前でやって見せるマジックと同じものです。

ところで、どうも銭形雷がいまいちなんだけど、その理由を考えると、ありえないキャラクタ(しかも安っぽい)がありえないシチュエーションでありえない話をやるからじゃないかと思います。もともとケータイ刑事のストーリーは荒唐無稽なものが多いんですが、キャラクタがある程度まともで彼らが(物語内では)真面目にやってるギャップが従来のシリーズの面白さだと思います。

その点、今回はマジシャンということで、比較的安っぽいキャラクタでもそれっぽいというところが違和感なく見れたところではないでしょうか。

ところで、次回はフットサルの話のようですね。これ,今回が泪2nd19話のネタを使っていますが、泪2ndの18話って野球の話だったんですよね。つまり泪2ndはスポーツネタ→被害者返り討ちネタだったのに対して今回の雷は被害者返り討ちネタ→スポーツネタと順番が逆になっています。これって隠しネタとしてやっぱり意図したもののような気がします。
posted by nanno at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ケータイ刑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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