ところで、数日前タイアップ曲はカップリングの「FAKE IT」と予想して、見事に外れてしまいました。春物の時の「ナチュラルに恋して」が、両A面とはいえ実質カップリング曲だったし、「575」ははっきり「VOICE」のカップリングだったにもかかわらず、CMとしての露出度はむしろ高く着うたでも「VOICE」よりランキング上でした。そのような経緯もあり、あまりタイトル曲、カップリング曲によるこだわりがないのかなと思ったのが敗因の一つでした。
そう考えると、普通にタイアップがあるからタイトル曲の「ねぇ」の方だろうと考えればよかったわけですが、そこまで考えてふと思ったことがあります。
以下は100%憶測ですが、
上で書いたようにシングルとしての「不自然なガール/ナチュラルに恋して」は両A面ですが、不自然の方にタイアップがなかったことを考えると、本来カップリング曲にしたかったナチュ恋をタイトル曲に昇格せざるを得なかったのではないか。あるいはどうしても不自然の方をタイトル曲にしたかったという思惑があったのではないかと思えてきます。これに、中田ヤスタカが不自然なガールを「鬼キャッチーでしょ」といったというエピソード。これらを集めると、次のようなことも考えられます。
つまり、”鬼キャッチー”な「不自然なガール」でこれまでにないヒットを狙った。そのためにナチュ恋をカップリング曲にまわしたかったが、タイアップ付きという事情からカップリングだとまずいので、両方タイトル曲にせざるを得なかった。ところが結果は、初動最高記録を更新したもののわずかな増加で、これまでのシングルと大きく変わらない結果になってしまった。つまり、シングルとしては失敗とまでは行かなくても狙いどおりにはいっていない不成功だった。その反省も一部あり、今回は素直にタイアップつきの「ねぇ」をタイトルチューンにした。
以上は全くの憶測でしかないのですし、この時代に10万枚も売って”不成功”はないだろうともいえますが、いいたかったキモは実際の結果よりもっと上を狙ってたのではないかということで。また仮にこの憶測が正しくて”不成功”だったとしても、それはシングルCDという形の物を売る上での話で、曲自体の評価はまた別であるのはいうまでもありません。
ラベル:Perfume
最初から両A面を狙ってたといっても、なぜタイアップなしの方を先にしたんだろうという疑問です。
順番としては、NBBのCMのオファー→ナチュラルに恋して→不自然なガールだったようです。不自然の方にタイアップがないですから、この経緯で普通に作るとA面ナチュラル、B面不自然になります。両A面にするにしても「ナチュラルに恋して/不自然なガール」となるはずです。それが実際には「不自然なガール/ナチュラルに恋して」とタイアップなしの方が先になりました。両A面といっても音楽番組などで主に歌うのはタイトルが先に来るほうですからこれは不自然です。不自然ということは意図があるはずなのでそれはなんだろうかと考えてみたわけです。