実際、WOWOWでほとんど完全版で放送されたものを何度も何度も見ていますが、見るたびに感動します。かの中田ヤスタカですら感動して涙していたという話ですし、その感動の大きさは、すでに完パケ状態にあったアルバム「凵vに一晩で「願い(Album-mix)」を追加したことからもうかがえます。
で、何がそんなに感動させるかと考えると、こういう見方は本人は不本意でしょうけど、やはりあ〜ちゃんの苦悩と葛藤そしてそれらの解決があるからなんですよね。2007年にブレイクし長年の夢を次々とかなえた2008年。1年半ほど夢中で駆け抜けて、ふと気付くと周りの環境ががらっと変わっていた。戸惑わない方がむしろおかしい状況です。
そんな中行われた代々木のライブ。Perfumeのアーチスト性は楽曲の解釈、咀嚼、表現にあるといわれますが、代々木ではPerfumeのあり方そのものがその解釈、咀嚼、表現の対象だったように思います。名場面の多いこのライブですが、私はパーフェクトスターパーフェストスタイルの最後、センターステージで客席を見回すあ〜ちゃんの何かを確信したような表情が強く印象に残っています。
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Perfumeはアイドルかアーチストかという古くて新しい議論がありますが、自らの内面にある苦悩と葛藤を表現して伝え、見るものを感動させたといういう点では、代々木でのPerfumeは紛れもないアーチストでした。
『「ディスコ!ディスコ!ディスコ!」に込められたメッセージ』まとめリンク
残念ながらこのライブはパッケージとしては発売されていませんが、今日、あと約3時間半後にWOWOWで実に3度目の再放送があります。すでに何度も見ていながらもやはりこのライブはリアルタイムで再放送を見たいと思ってしまうのでした。
ラベル:Perfume