2009年07月09日

既視感

今回のアルバム「凵v、「この曲、むかし聴いたなんかの曲に似てるんだけど想い出せなくてもやもやする」といった感想をぽつぽつ見ます。「I still love U」なんか多いですね。

私にとっては「The Best Thing」がそうで、イントロのきらきらした感じとか、さびの英語の部分のところとか、なんか似てる曲を知ってる気がするんですよね。Capsuleとかいってしまうと元も子もないんですが、Capsule以前にもあったような気がして。

それはパクリとか、元ネタ知ってるぜ的なことではなくて、昔好きだった曲の、その「好き」な気持ちが懐かしい、そんな感じがします。例えば、子供のころ特撮ヒーローに夢中になってのが懐かしいとかそんな感じ。

と考えてると、これはニューアルバムで一挙に新曲が出てくるから目立つだけで、「凵vの曲に限らず、中田ヤスタカーPerfumeの楽曲のひとつの特徴のような気がふとしてきました。

既視感。

Wikipediaを見るとこう書いてあります。
一般的な既視感は、その体験を「よく知っている」という感覚だけでなく、「確かに見た覚えがあるが、いつ、どこでのことか思い出せない」というような違和感を伴う場合が多い。
(略)
ほとんどのケースではその瞬間の記憶のみが強く、その記憶を体験した状況(いつ、どこで等)についてははっきりしない事が多い。


Perfumeの楽曲は、聞き手のイマジネーションで補完することで完成しますが、この既視感がそのイマジネーションをかきたてる一因かもしれません。
ラベル:Perfume
posted by nanno at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Perfume | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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