その8です。(これまでのはこちら→。その1、その2、その3、その4、その5、その6、その7)
もっと早く完結しておくべきだったんでしょうが、今のところ私の感じたことを否定する情報は出てきてないようなのでもう少し続けます。
代々木ディスコMIXについてもう一点。
おそらくだれもがあれっ?と思ったと思うのですが、最後の「スウィートドーナツ」だけ最後にオリジナルアレンジになるんですよね。これは何を意味するのか?
実は私は「スウィートドーナツ」を生でみるのは、代々木が2回目です。1回目は昨年のGirl POP FACTORY 08(GPF08)でした。PerfumeがGPFに出演するのはGPF08が2回目。初出演は上京した年の2003年のGPF03。YouTubeなどに上がってる裸エプロンみたいな衣装で「スウィートドーナツ」を歌っている動画がその時のものです。(*1)
昨年のGPF08は5年ぶりとなる出演で、最初はファンサービスで「スウィートドーナツ」を歌ったのかと思いましたが、どうも自分達の想いのためだったようです。残念ながらGPF08での「スウィートドーナツ」は放送されなかったのですが、放送されたその次の曲のポリリズムの冒頭で、目を真っ赤にして涙を溜めているあ〜ちゃんが映っていて、その様子がそれを物語っています。
このように、彼女達にとって東京に出てきてインディーズデビュー曲となった「スウィートドーナツ」は特別な想いのある曲のようです。
ここからは完全に想像ですが、思うにこれは原点回帰を意味しているのではないでしょうか。そう考えて、もう一度代々木ディスコMIXの曲順を見ます。
Baby crusing Love
GAME
Twinkle Snow Powdery Snow
コンピューター・ドライビング
おいしいレシピ
リニアモーターガール
セラミック・ガール
スウィート・ドーナッツ
「セラミック・ガール」を除くと、多少の前後の入れ替わりはあるとはいえ、基本的に新しい曲から古い曲という流れなのがわかります。
観客の真ん中に現れファンに会いに来た白Perfumeは、ファンとの距離の短かった(そのことはトータルでは決して幸せではなかったのですが)昔へと回帰していくのです。
(つづく)
(*1)あの裸エプロン風の衣装、あ〜ちゃんのお母さんのお手製だという話を見たことがあるのですが、どなたかその情報のソースがどこかにあるかご存じないでしょうか。