元ネタがある分面白かった。
第12話は、マネージャーからケータイ刑事のヒロインになれるかもという話を聞き、演技の練習と称して3人でケータイ刑事ごっこをやるというお話。大部分がケータイ刑事の一種のしかも自虐的なパロディで面白かったです。ちなみに、何度か書いてるようにモデルNo.1あずさ役の岡本あずさは、7月から始まるケータイ刑事 銭形命役に決まっています。
この話、パロディをやりながらケータイ刑事のフォーマットを説明し、恋シャレを見ている新規ファン(おそらく女の子が多い)をケータイ刑事に引っ張り込もうという意図が見えます。(*1)
ケータイ刑事は30分の間に事件発生から、捜査、推理、犯人逮捕、謎解きまで行わなければならず、そのため多聞さんが編み出したのが、フォーマットをカチッと決めてしまうという手法。ケータイ刑事ごっこでやっていたように、フォーマットで決まっている要素を並べていくだけで、1つストーリが完成するように出来ています。
脚本家や監督はそのフォーマットの縛りの中でクリエイティビティを発揮しなければならず、それがかえって監督や脚本家の違いを際立たせる結果となりました。連続テレビドラマで、これだけ監督が誰かとか、脚本家が誰かとかが各回ごとに話題になるものはないんじゃないでしょうか。
それから、銭形役を実際に衣装を着て岡本杏里がやったのですが、かなり似合ってました。もともとこのドラマの中では頭の回転の速い小生意気な後輩という役柄なので、それ自体銭形役にあっているということもありますが、正直こっちでいいじゃんと思ってしまいました。年齢的には8代目でも十分にありなのでこの先もちょっと注目です。
それにしても、岡本あずさが7代目と決まっている中でこういう役回りをやらされた岡本杏里の胸中はいかばかりかと心配してしまいました。
(*1)7月からケータイ刑事銭形命に続けてセブンティーンモデルの番組が放送されることが決まっており、そこからも、ケータイ刑事の女性ファン獲得への動きは間違いないと思われます。
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