BS-iドラマ「東京少女」シリーズの12月の女優は福永マリカ。このシリーズ、毎月一人の女優が週替わりで別々の設定、別々の役柄にチャレンジするという、多聞さんの女優育成兼実験シリーズですが、今月の「福永マリカシリーズ」は全4話脚本を主演の福永マリカ自身が書くというかなりの冒険作です。
福永さんは、アンドリウ作品には「恋する日曜日第3シリーズ」で一度主役に起用されていますが、その後は「先生道」と夏帆主演の映画版「東京少女」でチョイ役で出演しているくらい。それぞれ私も見ていますが、ぶっちゃけあまり強い印象はありません。出演頻度から見る限りでも、アンドリウチルドレンの中ではイチ押しクラスではないようです。(多聞さんが惚れこんでいても俳優側の事情で少ない例も過去にあることはありますが)
ただ、以前から視聴者の間でも福永さんのブログが面白いと評判で、多聞さん自身も現場での会話やブログの文章から彼女の文才を見抜いて、8月に東京少女岡本杏理第2話「家出のススメ」(http://w3.bs-i.co.jp/tokyogirl/story19.html)で脚本家デビューをしています。(その経緯は多聞さんのブログ(http://www.tvlife.jp/blog4/?p=88)にも書かれています)
そして今回のシリーズ、先週までに3話放送されていますが、以前の作品と比べると明らかにいいですね。演技がうまくなっているというのもあるのかもしれませんが、それよりも、やはり自分が書いた自分の言葉だからでしょうか、台詞が非常に生き生きとしていて、リアリティがあります。脚本もストーリー自体はオーソドックスなものですが、視点が違うのでしょうかやはり大人が書いたものとはどこか一味違うものがあります。
東京少女福永マリカは明日27日が最終話です。
http://w3.bs-i.co.jp/tokyogirl/story39.html
ところで女優で脚本家といえば、中江有里さんが今回の東京少女シリーズにレギュラー脚本家として参加しています。そして、その中江さんが1993年に演じたのが「ポッキー四姉妹」。今年その新バージョン「Pocky 4 Sisters!」を多聞さんがプロデュースしていて、不思議なめぐり合わせです。もちろん中江さんも脚本で参加、さらに4姉妹のうち3人は「東京少女」シリーズに出演者です。
「Pocky 4 Sisters!」はこちらで見れます。
http://4sisters.jp/