2008年12月25日

ポリリズム(【From mixi】1周年)

以下は、9/13にmixiの日記に書いたものです。3ヶ月ほど前なので、時制がおかしいですが、面白いので修正なしのそのままにしてあります。今後の話の都合上、転載します。

***
昨日12日は、Perfumeの「ポリリズム」が発売されて1周年でした。単なるCDの発売日ではありますが、日本のポップス史に残るであろう「Perfume現象」とまで言われるブレイク劇を目の当たりにしたファンにとっては感慨深い日です。もし「その時歴史が動いた」で取り上げられるとしたら、きっとこの日が『今日のその時』に設定されるでしょうね。(*1)

ニコ動なんかにも、当時の、デイリーランキングで4位と発表されてお祭り状態になった2chのログを動画化したものが投稿されてたりします。あまりの想定外のランキングで最初誰もがネタと信じて疑わない様子など今見ると面白いです。

自分のmixi日記を見てみると、ちゃんとCD買いに行ったことを日記に残してました。渋谷のHMVに行ったら売り切れててタワレコに買いに行ってるんですよね。すっかり忘れてます。そのさらに1年前、初めてPerfumeをHMVで知った時のことは、店内のどの場所かとかディスプレイの様子まで鮮明に覚えているのに。不思議だ。

ところで、この「ポリリズム」という曲。1年間聴いているのに、全然飽きが来ない。それどころか聴けば聴くほど、その奥深さに感銘します。

この曲、公共広告機構の環境キャンペーンのCM用に書き下ろされた曲のために、エコの歌と思われてますが(そう思って全然構わないのですが)、そういう背景を抜きにして歌詞を見ると、妄想レベルの解釈をしないとエコという解釈にはなりません。中田ヤスタカは、曲の注文が来た時に、"「エコロジー」というタイトルで「リサイクル」と連呼させようと思ったけどそこまでやらなくていいといわれたので、やりたいなと思ってた「ポリリズム」にした"と語っています。(*2)

では、中田ヤスタカが本来この曲に込めたいと思ってたメッセージは何か。

この曲では「くり返す このポリリズム」と連呼されます。”この”とあるので、”このポリリズム”が何かは歌詞の中にあるはずですが、この歌詞、他には『「とても大事なキミの想い」と「ほんの少しの僕の気持ち」が巡り巡る』としか言ってませんので、これのことになります。

一方、そもそも「ポリリズム」とは本来なにかというと、Wikipediaから引用すると

  声部によって拍の位置が異なること、またはそのようなリズムのことである。
  拍の一致しないリズムが同時に演奏されることにより、独特のリズム感が生
  まれる。

とあります。つまり実は、「キミの想い」と「僕の気持ち」は一致しないといってるんですね。でも、一致しないことを認め共存させることで新しいもの(ポリリズム)が生まれる。「僕の気持ち」はキミに伝わり、「キミの想い」は無駄にならない。それをくり返して世界は廻る。

そのような、アイドル歌謡にしてはえらく奥深い(*3)、メッセージが込められているのではないかと思うのです。

さて、この曲のというか中田ヤスタカのすごいなぁと思うところは、上記のようなメッセージを歌詞だけでなくそれ以外の手段で表現しているところなんですが、ちょっと長くなったのでこれは次に続きます。

NHK MUSIC JAPAN ~SUMMER EXTRA~でのポリリズム。
生声がかぶっていて、紅白での演出のテストではないかとの説も。



(*1)いまや、ケミストリーやサザンまでボーカルにエフェクトをかけるようになったので、本当に歴史が動いたといっていいかもしれません。
(*2)QJ Vol.74
(*3)そもそも、ポリリズムという時点でアイドル歌謡をはるかに突き抜けているわけですが。

posted by nanno at 02:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ケータイ刑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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