泪1stの7話、9話に続く、渡邉睦月脚本の愛するがゆえの殺人シリーズ、第3弾。ただ、全2作は愛する人に裏切られたことが動機になっていて理解できるんだけど、今回のは、殺人を実行に移すきっかけが全く描かれてなくて、唐突な感じが否めない。
それからケータイ刑事シリーズの魅力の1つとして、ヒロインの成長物語という側面もあると思うんだけど、今回のようなテーマの場合、銭形が大人の愛憎劇を目の当たりにして1歩成長するというところが描けているかどうかが重要になってきます。泪1st7話、9話の場合は黒川芽以の演技力をもってして表現できてたけど、夏帆だとまだ力不足というのを感じてしまいます。
あと、この回では零のケータイにメールを送ってくるという形で舞が、かつて使った回文という形で愛が登場するのも見所です。四姉妹という設定を前面に出しているところが、他のシリーズに比べて零シリーズの特徴だと思います。